録画しておいたものをダラダラ観る。
原作がJ.G.バラード。SF作家としての名前は知っているが読んだ記憶はない。
まあ、なんというか、、、感情移入できる人物がいないよなあ。
過去の前衛映画というのだろうか。前衛といっても原作が昔のものなので今や単なる前衛ということでもないのだろうけど。高層ビルがそのまま階級社会という前提をおいた上で諸々の比喩なのでなんともむずがゆい感じ。
昔、病んだ未来を考えるとこうなるだろうなあ。実際、いたるところに現代の特に英国社会の比喩がでてくるが、今を生きる人間にとっては今更という感じ。
ただし、映像、特に色と光は見どころがあった。汚いものを美しく撮るというか。撮ってどうするという気もするが、何というか、生理的な嫌悪感を抱かせずに観ることができた。それでどうするという気もするが。(笑)
そのうち原作でも読んでみようかな。