やぶにらみ気まぐれmemo

読んだ本、観た映画などなどの徒然日記

映画「地下室のメロディー」

 

 小学生の頃からタイトルだけは知っていた映画を録画していたのを観る。初見。

タラッタラララ~♬という印象的な音楽スタッフを調べてみた。

ミシェル・マーニュという人だが、なんと1984年に54歳の若さで自殺したらしい。他にも有名な曲がたくさんある感じだが、知っていたのは「夜の訪問者」程度だった。

映画はちょっと当時としてはしゃれた音楽と前衛的な構図がうまくマッチしていてあまり古さを感じさせなかった。アラン・ドロンがベルモンド並みにアクションを頑張っていてそれなりに見せ場はあったが、なにせ犯罪計画やシナリオが説得力を欠いていて少し興ざめした。ラストも絵柄としてはうまいが、そこに至る経緯は「それはね~だろ」という感じ。ドロンの傷も効果は中途半端な気がする。当時の上流階級はあんな感じで暇をつぶしていたのだろうか。