当然、リアルタイムで聴いたわけではない。
映画「トキワ荘の青春」の挿入歌として知った。
この映画の淡々とした、少し切ない雰囲気が大好きで、その雰囲気に彩りを与えているこの歌に惹かれた。
この歌が流れているとき、モッ君は確かアイロン掛けをしていたのではないかな。
この曲はハワイアンでもなければ演歌でもない、無国籍的な不思議な雰囲気の曲だ。
時代が生んだ歌なんだろうなぁ。
当然、リアルタイムで聴いたわけではない。
映画「トキワ荘の青春」の挿入歌として知った。
この映画の淡々とした、少し切ない雰囲気が大好きで、その雰囲気に彩りを与えているこの歌に惹かれた。
この歌が流れているとき、モッ君は確かアイロン掛けをしていたのではないかな。
この曲はハワイアンでもなければ演歌でもない、無国籍的な不思議な雰囲気の曲だ。
時代が生んだ歌なんだろうなぁ。
観るたびに胸にこみあげてくる映画がある。
昔買ったDVDで鑑賞。なんとまた封を切っていなかった。
まず、フランシス・レイの音楽、それに主人公の二人の美しさと1960年代のパリの街並み。
タイトルが性の手ほどきものとの誤解を与えているのは悲しい。
私はタイトルを「個人授業」と勘違いしていた。
タイトルを直訳すると「特別な授業」ということらしい。
邦題を考えた人は教授=先生ではなく、=授業と考えたのだろう。きっと。
主人公のルノー君は決してオクテではない。まだ高校生のくせに家政婦のクリスティーヌとの秘め事を楽しんでいる。
ただし、心はまだまだ子供で人を愛することの寂しさを経験したことがない。
リゾート地の駅に迎えにいくが中年男(つまりは少年がかなわない相手)同伴であると勘違いした後のルノー君の初めて嫉妬に苦しむ少年の表情が素晴らしい。
ルノー君の「学生集会に行く」というセリフも時代を感じさせる。
この映画は少年が人を愛して大人になる過程をパリの街並みの中で瑞々しく描いた映画である。ナタリー・ドロンがとても美しい。その美しさゆえ、ラストシーンのルノー君の表情が胸に迫る。彼は大人になったのだ。
音楽と映像の幸せな邂逅を存分に堪能できる。
YouTubeではこれが最高。
(31) San Francisco - Scott McKenzie - YouTube
聴くたびに胸にこみあげてくる歌がある。
もう何十回観ただろう。流される映像がその感情を後押しする。
主義主張はいろいろあるだろうけれど、世代の違いを超えて共感できるものがある。
時を超えてその時代、その世代に共感してしまう気持ち。理屈では説明できないもの。
この映像に出てくる若者の眼差しをみると、時代の流れを知っているが故の切なさが胸に迫る。
あの時代、あの場所に行けば、確かにやさしい人々に出会えたのだ。
冒頭のミニチュアのバスが可愛くていい。
曲もいいけど、はやりこの歌は歌詞につきる。
(618) ハチのムサシは死んだのさ - 平田隆夫とセルスターズ (歌詞CC付) - YouTube
これもまた不思議な歌。
思春期を前にした子供には、この歌の裏テーマに学生運動の挫折などが隠されているなどとは思いもよらぬこと。
ただ、この曲のリズムに浮かれた気分にさせられるだけなのだった。
ただ、不可解な歌詞ではあるが、その描写するシーンは脳内で映写された。
明るい陽射しの降り注ぐ麦畑で一匹のハチがまるでアポロンのように太陽に向かって飛び続け、力尽きて地面に落ちるシーンである。
ただ子供にはそのシーンを深く読み解くことはできず、死んでいくハチを眺めるだけなのだった。