「進化しすぎた脳」

進化しすぎた脳―中高生と語る「大脳生理学」の最前線 (ブルーバックス)

 知的興奮を堪能した。

大昔「海馬」という糸井氏との対談本を読んで面白かった記憶があり、今回も期待したが期待以上の面白さ。

脳についてどこまでわかっているかが、専門家でない私にもわかった・・・気がしてしるだけかもしれないが。（笑）

ただ、あまりの脳の不可思議さと現に今、その脳で不可思議さを感じていることを意識すると合わせ鏡を覗いたような、なんとも言えない息苦しさも感じた。脳＝意識は「死」と切り離せないことを無意識で感じているからなのかもしれない。

ともあれ、読んだことがこれからの残された人生に役立ちそうな気はする。