スキャナーズ祭り開催中。
1の記憶が薄れないうちに2を観る。
やっぱりクローネンバーグは個性があります。
超能力者がテーマでシナリオがとても難しい(だって超能力を使えばいいじゃんという局面がいたるとこにあるので)ところをスレスレで崩壊を避けている。
それにしてもいくら独裁者を倒すためとはいえ、罪のない警官を殺しすぎではないでしょうか。それに「社会のためだ」という悪役にもなんとなく一分の理を感じるので、諸手を挙げて喝采という気分にはなれない。もっともそこがクローネンバーグの狙いなのだろうけど。
それにしても特殊技術がすごい。超能力を使っているシーンでは知らず知らず観ているほうにも力が入ってしまうのが不思議(笑)。
途中で日本の監督の名前が書かれた垂れ幕が出てくるのがかわいい。