何でこんな映画を観たのか?
監督があのジョン・カーペンターだったから。
「ハロウィン」「遊星からの物体X」レベルを期待した私が悪かった。
監督を責めるつもりはない。全てが出来がいい監督などいないのだから。
いや、考えてみればジョン・カーペンターがドラキュラ映画を撮ればこうなるということなのだろう。
作品について。
ドラキュラ映画の極北を楽しめる。(笑)
これほど情緒を排した即物的なドラキュラ映画は観たことがない。南米の陽光の下のドラキュラ映画とでもいうのだろうか。これはこれで奇妙な違和感を楽しめるのだが、とにかく主人公(なのか?)のジェームズ・ウッズに一切感情移入ができないし、登場人物全員が下品(笑)。
観て楽しかったとは言わないが、ジョン・カーペンターの研究者?にとっては必見の一作だろう。