そんじょそこらの映画など吹き飛ぶ緊迫感、ストーリー性を持った
ドキュメンタリー。
この事件と太平洋戦争との関係を改めて思い知った。
この事件を反省、分析できなかったことが陸軍のどうしようもなさ
を温存してしまったのがわかる。
もちろん海軍とて褒められたものではない。つまり、組織というも
のはその存続が最優先され、内部にいるものは、誰であってもそれ
に抗いようが無いということなのだろう。
そしてそれは作品中で決起軍の一人の関係者が言っているように教育
に由来するものなのだ。
教育ほど怖いものはない。
そして、今、それがどれほど疎かにされているかを思うと、戦慄が走る。
さて、自分には何ができるのだろうか。