やぶにらみ気まぐれmemo

読んだ本、観た映画などなどの徒然日記

映画「スパルタカス」

 

スパルタカス (字幕版)

スパルタカス (字幕版)

  • 発売日: 2015/02/05
  • メディア: Prime Video
 

 キューブリックの映画ということで録画していたものを鑑賞。

なんていえばいいんだろう。

特にキューブリックファンではないのだけれど、キューブリックというだけ

何故か観ておかねばという気になってしまう。

そして、それほど面白いと思ったわけでもないのに、「さすがキューブリック

と感じてしまう。
たしかにその通りで、映像は緻密に構成され、ストーリーはさておいても見応

えがあった。

史劇のつもりで観ていたが、なんのことはない、労働者と資本家の関係を史劇

のスタイルを借りて表現したものだった。

というかそのように見えた。

オープニングでダルトン・トランボが脚本を担当していることがわかり、少し

眼鏡に色が着いてしまったのかもしれない。

しかし、ダルトン・トランボという脚本家は「ローマの休日」も書いているし、

幅の広い脚本家だなあ。

彼のキャリアをなまじ知っているせいか、どことなく権力に斜めに構えた雰囲

気を感じてしまう。

映画については、少し、というか大分冗長な感じで退屈してしまった。

しかし、あのラストシーンには驚いたなあ。女は強し、か。