いつか観ようと思っていたシリーズ。
最近、ジュディー・ガーランドの伝記映画ができたとのニュースを耳にしたこともあり、録画していたものを鑑賞。
名作の誉れが高いことは承知していたが、正直ハリウッド人のハリウッド人によるハリウッド人のための映画という感じ。
ハリウッド映画に思い入れのある人には感じるものがあるのだろう。
ただ、正直、私には誰にも感情移入ができなかった。
いくら頂点を極めた人間のプレッシャー、自己崩壊というつらい出来事があったとはいえ、ジェームズ・メイスンは恵まれた甘ったれだし、そこから這い上がろうとする唯一の見どころも中途半端。周囲の人間が観る目だけが勉強?になる。
とはいえ、栄光の頂点を極めた人間が味わう葛藤ということを胸に秘めて観れば、普遍的なテーマが見えてくるのだろう。ただ、そこまでして味わう気にはなれない。
今となってみれば、このあとのジュディーの人生と重なる部分があって、少々感慨深い。