ウディ・アレンの映画でそこそこ評判が良かったので鑑賞。
パリの街の雰囲気が楽しめたし、深刻にならないタイムスリップを使った小品としては楽しめた。ただ、監督が表現したかったこと、観客に伝えたかったことが日本人にわかるのだろうか?というのが第一印象。
ダサいアメリカ人を主人公にすることで自虐風味を出して、アメリカ人にしかわからないノスタルジーを味わう映画であり、正直なところ普遍的なテーマは感じなかった。当然、いつの時代でも「昔は良かった」という言葉は生きているのだが、あえて今映画でいうことでもあるまい。日本人にとっては街歩きのドキュメンタリー程度の力の抜けたものとしてはまあまあかな。