久しぶりにわくわくしながら本を開いた。
面白すぎて止められない。
マリさんと世代が近いため、少女時代のマリさんの経験が自分の想い出とダブるところも楽しめた。しかし、こんな女性(リョウコさん)が昭和一桁世代に生まれる不思議さよ。全編楽しめたが、印象に残ったのはI先生の想い出。子供たちへの接し方を読むとそこに本当の成熟した大人を感じる。このような人が多くなれば日本も住みやすくなるだろうに。もちろん、自分もI先生のような大人としてのふるまいができているかを気にしながら生活したいものだ。当時のI先生の生活などを想って思わず落涙してしまった。人生いろいろあるけど、人生は楽しむためにあることを改めて思い出させてくれた一冊だった。