久しぶりに骨太の映画を観た。
鑑賞した後になんだか黒沢映画を観たような気持ちよさを感じた。
ところどころに出るちょっとした仕草が彼らのプロフェッショナルぶりを感じさせてわくわくさせる。プロットがわかりやすくてしっかりとハラハラさせてくれるし、展開も飽きさせない。革命軍のボスとバート・ランカスターの革命についてのやりとりはなかなか奥が深くて単なるアクションではないと思わせる。革命を「恋愛」に見立てて、最大の敵を「時間」といわせるあたりには膝をたたいてしまった。
ラストは「プロフェッショナル」というには少し甘い気がするが、逆にこうでなくちゃ、と喝采を贈りたい。
いい映画だった。