アマゾンの売れ筋ページを観ていたら並んでいたので、購入、一気読み。
現実の白兵戦を戦った人と話をしたことはないし、その状況を詳細に記録した文章を読んだこともない。ただ、戦争の映像記録で、特にベトナム戦争の記録などで観たことはある。
この本はこれまでの想像力を一歩すすめてくれた。
作中では上層部、政治に対する批判、というか感情としてのいらだちが少し描写されるが、それは批判が目的ではなく、戦闘の当事者はそのようなことを考えるものだという描写なのだろう。
著者の経験にもとづく専門用語の使い方といい、この分野のすすむべき新しい道を提示したいい作品だと思う。庵野秀明に映画化させてみたい。