やぶにらみ気まぐれmemo

読んだ本、観た映画などなどの徒然日記

映画「あのこは貴族」

 

とんでもない監督がいたものだ。

二日連続で鑑賞した映画は何年ぶりくらいだろう。

それくらい良かった。個人的には「やっと小津の後継者が現れたか」という感じだ。

評判は聞いていたので、小説はkindle版を購入済だったが未読だった。映画を先に観ることになったが、小説も楽しみだ。

さて、この映画の気に入ったところは、

・無駄な演出が一つもない

・観客を信頼している

・観客に媚びていない

・キャスティングが完璧 ※主役は門脇麦以外に考えられない。

・涙を使わない

・無駄な笑顔を使わない

などなど

幸太郎と美紀の関係を美紀が爪を切るシーンで完璧に表現しきっているところにはうならされる。

しばらくは岨手監督を追いかけることになりそうだ。

監督のブログをみつけたが、これがまた面白かった。