やぶにらみ気まぐれmemo

読んだ本、観た映画などなどの徒然日記

映画「コーダ あいのうた」

 

コーダの意味を調べてみた。

コーダ(CODA, Children of Deaf Adult/s)とは、きこえない・きこえにくい親をもつ聞こえる子どものことを指す 。

この映画の素晴らしさは、このテーマをコメディとして、ありふれた青春映画に仕上げたことだと思う。ろうあであることの影を一切封じた演出は、逆に観る者の心に残る。かといって重苦しくはない。

学校の発表会の場面で音を消した演出もピリッと効いていた。あまりに軽すぎて両親がろうあであることを忘れてしまいそうになるところを、あらためて認識させられるが突きつけるようなきつさはない。

とにかく主人公を含めた家族の明るさが素晴らしい。

いろんな意味で励まされる映画だった。