やぶにらみ気まぐれmemo

読んだ本、観た映画などなどの徒然日記

本「多様性を楽しむ生き方」

 

ヤマザキマリさんの本は、気が付くと読んでいるという感じ。ほぼ同世代ということもあり、昭和の話に頷かされることも多い。

とはいえ、彼女の経験は、やはり特殊で、ドラマの主人公を眺めている感じがする。この伸びやかな奔放な女性はどのような経験から生まれたのかに興味がわいてしまう。

この本を読むと、ホワイト化した現代の社会が本当に人間らしい生活の基盤になるのか考えてしまう。多様性とは、いじめや差別を包含しつつも人の心はそれに対する抗体を持ち、打ち勝ちながら生き延びていく世界のような気もする。痛みもあるが、痛みが無ければ理解できない喜びも生まれないのだろう。