三度目くらいの鑑賞。
少し中だるみ感があるけれど、リー・グラントの美しさを堪能できると思えばよし。
女一人で射殺体を車まで運ぶという出だしには多少違和感があったけど、まあいいか。「自分の欲深さに裏切られた」というセリフが心に残る。
しかし、リー・グラントは美しい。確か村上春樹さんも「夜の大捜査線」の評で「歳をとるほど美しくなる不思議な女優」と書いていた。
この作品は「夜の大捜査線」から4年後だけれど、変わらない美しさだ。
プロフィールを読むと、赤狩りで不遇な時代が10年以上あったようだ。
それがなければもっといい作品に出ていただろうに。
名前がケイリー・グラントにちなんだものだということは初めて知った。