やぶにらみ気まぐれmemo

読んだ本、観た映画などなどの徒然日記

2024-01-01から1年間の記事一覧

漫画「いちげき」

いやぁ、面白かった。7巻を一気に読んだ。 原作付きだが、松本氏の絵にピタリとはまっている。 一応、丑五郎が主人公だが、感情移入はなかなかしにくい、というかできない。 他の登場人物にも、一瞬だけは感情移入できるのだが、あっけなく裏切られる。 た…

映画「PERFECT DAYS」

物語を語る映画ではないと思う。 映像(カメラ)、演技、演出、音楽・・・これまで観てきた映画で映画を映画たらしめる技術の頂点だと思った。 涙があふれるような感動ではなく、心に沁みこんでくるものをしみじみとと味わえる感動。 ヴィム・ヴェンダース監…

映画「君たちはどう生きるか」

映画館で鑑賞。 初めて見た感想を一言で言えば「あまり面白くなかった」になるのだろうけど、その理由はと問われると、宮﨑駿のイメージを受け止めきれなかった、というのが正直はところ。これまで宮﨑監督は自分のイメージを少しでも観客に伝えようとする努…

映画「捜索者」

何十年くらいぶりに、ジョン・ウェインの映画を観る。 監督もジョン・フォードだし、もう少し牧歌的なストーリーかと思ったら、かなりハードな内容だった。 兄家族がインディアンに襲撃され、両親、長女は殺され、次女はさらわれる。 詳しくはわからないが、…

映画「ケイコ 目を澄ませて」

耳が聞こえないケイコの日常生活が淡々と描かれている(ボクサーというちょっと非日常はあるものの)だけなのに、なぜこうも惹かれるのだろう。 特に感動的なエピソードもないのに、ぐいぐい引き込まれてしまう。 ミットでの練習シーン、対戦相手とあいさつ…

本「僕はこうして作家になった -デビューのころ-」五木寛之

昔から五木寛之さんの本をよく読む。エッセイなどは繰り返し読む。 どこがいいのかと問われると、これがよくわからない。 五木さんの本とはいっても親鸞ものはあまり読んでいない。 これも理由は特にない。 好きな理由として思いつくのは「ノスタルジーを感…

本「男子観察録」

まず、選ばれた男性たちの顔ぶれがすごい。 よく、ここまでバラエティに富んだ男性について、これだけ充実した、面白い内容を書けたものだと感心する。 書かれた内容も男性のことだけを客観的にとらえたものではなく、なぜ、自身がこの人を好きなのかどのよ…