やぶにらみ気まぐれmemo

読んだ本、観た映画などなどの徒然日記

映画「K-19」

 

 キャサリン・ビグロー作品をamazonプライムで鑑賞。

きっかけはNHKのドキュメンタリー「デトロイト」にちょっと出ていたのを観たので。

いつもながらの社会に対する問題意識の高さには感心。昔、「ハートロッカー」も観たがそこそこ面白かった記憶がある。今どき、”女だてらに”という言葉は差別用語になるのだろうが、この骨太さを観るとつい頭に浮かんでしまう。

本編では、ハリソン・フォードの屈託が父親のエピソードだけで今一つわかりにくかった。前半は「アポロ13」の潜水艦版という感じ。最初に極限テストを連発するシーンには「訓練」というものの在り方を考えさせられていい感じ。ただ、後半のアメリカ軍に最初は支援を拒む理由がピンとこない。フォードに感情移入できそうでできない感じは監督の狙いなのだろうか。それどころか、反乱を起こした副艦長あたりの行動に納得してしまう。ただ、降格させられた元艦長はいい感じ。

原子炉の主任の行動はお決まりのパターンなのだろうが、泣かせる。