PIXAR <ピクサー> 世界一のアニメーション企業の今まで語られなかったお金の話
- 作者: ローレンス・レビー,井口耕二
- 出版社/メーカー: 文響社
- 発売日: 2019/03/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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抜群に面白い。
原文も読みやすいのだろうが、翻訳もいい。
「Toy Story」誕生の裏にはこんなドラマがあったのか。
「Toy Story」を初めて観たときはあまり期待をしていなかった(CGだし)のだけれど、そのストーリーの面白さにびっくりした。
タフでクールでヒューマンタッチ(by佐野元春)というのはこんな人を言うんだろうな。チェスの名人からお教えられたという、
「駒がいまどう配置されているのか、それを変える術はない。大事なのは、次の一手を どう指すか、だ」を実行していくプロセスに痺れる。ふつうはやろうと思ってもできないよ。
スティーブ・ジョブズに対するコメントには途中で感情が入り混じってトーンが乱れる感じがしたが、最後の章を読むと、客観的な観察に徹した結果なのかもしれないと思う。
しかし、ジョブズという人は運がいい。いや、この人物を引っ張ってこれたことが特別な才能なのか。