いつごろ買ったのか不明。
トイレ読書で読了。
書かれているのは1950年代から60年代の映画の感想。
知っている名作(「第三の男」「悪魔のような女」、ヒッチコック作品)もあれば、初めて聞くものものある。
ともあれ、読んで思ったのは植草氏の細部へのこだわりと他人の意見を”全く”意に介しない楽しみ方だ。
たしかに、これだけの知識と確固とした方法論があれば他人の目は気にならなくなるだろうな。うらやましくもあるが、まあ一般人はこのような人の書くものを読んで楽しむほうが無難かな。最後の方の寺山修司本の批評はめったに目にしないので面白い。