U-NEXTで鑑賞。しかし、U-NEXT偉い。
富島健夫「雪の記憶」の映画化。
小説は今でいうラノベの先駆けで、若い頃に悶々としながら(笑)読んだ記憶がある。
不良の描写など今となればつっこみどころは満載なのだけど、純愛ものはいつでも十代の若者の心を鷲掴みにする。
若者のの恋愛つながりで青い山脈を連想させるが、キャスティングで醸し出される作品の暗さになぜか惹かれてしまう。それにしても水木襄は暗いし、佐久間良子はとんでもなく美しいがやはりどことなく暗い。
一目惚れがすべてであるのはわかるが、この根暗な主人公には容易に感情移入できない。佐久間良子も美しく聡明そうだが、なんだか天然というか一つ間違えば頭からっぽ的な性格も理解しがたい。
まあ、いろいろあるけれど「純」な心はいつでも永遠のテーマなのだな。