久しぶりに上質なハートウォーミングな映画を堪能した。
ストーリーは全然違うけどクリスマスつながりで『素晴らしき哉、人生!』を思い出した。
なんといっても主人公のキャラクターの”作り方”が素晴らしい。正統派ヒーローとは違う。感情移入しきれないギリギリのところでこの主人公を客観的にみる余地を残しているが、それが少しずつ溶けていくような、なんとも言えない心地よい快感をもたらす。
最後のパンクを指摘する警官の自然な態度が泣かせる。人間は変われるのだ。
クリスマスの定番になるのだろうな。
何度も観返したい映画だ。