成瀬巳喜男の名作をwowowでやっていたので録画して早速鑑賞。
大昔に一度観たはずだが、こんな衝撃的なラストだったことは記憶になかった。
ひどいよ。。。
タイトルからもっとドロドロの展開を予想したけどストーリーは淡々とすすむ。これは高峰秀子の人徳?かなぁ。でも、タイトルには?まあ、確かに安定感のある高峰秀子の気持ちが乱れるのだけれど。
こんなところに草笛光子が出ていたとは。はまり役。
それにしても新しい波に古いものが飲み込まれていくというテーマは普遍的なんだなとつくづく思う。小売店、スーパー、デパート、ショッピングモール、ネットショップ、これらの関係をずらせばそのまま現代に重なる。前半は後半への布石を打ちつつ当時の現代的なテーマを扱い、後半はロードムービー的な雰囲気を出しつつもハラハラさせる。そして、衝撃の結末。
撮影もいいし、やっぱり名作は飽きさせないなぁ。
繰り返し流れる「高校三年生」が耳に残る。